bookmark_border[583] SFI

このところ梅雨に戻ったように不安定な天気が続いているためスクリュードライバアンテナを出し入れするのも億劫で、せっかくのDXシーズンではありますが遠距離通信もままならない日々を送っています。

この週末も、ベランダ内常設のHFV5や3エレ八木で運用可能な10m/6m/2m/430で、細々とFT8を運用しました。
で、昨日午後ですがJTAlertでSFI(Solar Flux Index)を見てみると・・・

何と「166」もありました。この様な高い数値はこれまで記憶がありません。でも、ある記事によると「300」を超えることもあるとのことで、必ずしも珍しい数値ではないのかも知れません。

最近のSSN推移も気になったので確認してみました。

(NICT「宇宙天気予報」サイトより画像引用)

やはり上昇傾向だったのですね。増減を繰り返してはいますが、サイクル25の中で大きな波としては確実に上昇傾向にあると思われ、これからますます楽しみです。

bookmark_border[303] SSN/SFI/TSI/A/K

無線通信に密接に関係するこれらの指標についてネットで調べてみました。

・SSN (Smoothed Sunspot Number 平滑化太陽黒点数):太陽黒点を光学的に観測してカウントした数を平滑化した値

・SFI(Solar Flux Index 太陽流束指数):太陽から放射されるエネルギーの強度を2.8GHzの電波望遠鏡で測定した値。SFIの最小値は68、最大値は300を超える。SFIが100を超える値で持続する場合はハイバンドの伝搬状況は良くなり、ローバンドの状態は悪くなる傾向。SSNとSFIはほぼ比例するが、短期的なSSNの変化には追従しない

・TSI (Total Solar Irradiance 全太陽放射照度):大気の上端で太陽から受け取る全エネルギーの尺度

SFIはJT Alertにも表示されますね。これは昨夜の状況ですがSFI 72、A 14、K 2とあります。

A指数やK指数は地球の地磁気に関するパラメータで、こちらは値が小さいほど電波伝搬には良いそうです。

・A指数
地磁気の安定性に関連しK指数から計算された値

A=0~7:静か
A=8~15:不安定
A=16~29:アクティブ
A=30~49:弱い嵐
A=50~99:強い嵐
A=100~400:激しい嵐

・K指数
地磁気変動の活動程度を表わす指数の一つで、1日を3時間ごと8区間に分け、 各区間において地磁気活動が静かな日の日変化曲線からのずれの程度を準対数目盛で表し0~9の10階級に分けた値

K=0:非アクティブ
K=1:非常に静か
K=2:静か
K=3:不安定
K=4:アクティブ
K=5:弱い嵐
K=6:強い嵐
K=7:激しい嵐
K=8:非常に激しい嵐
K=9:強烈な嵐

また「WM7D’s Solar Resource Page」のサイトでは直近のSFI、A、Kの値や過去1年間の推移を見ることができます。