bookmark_border[134] FT-991AMの使用感

このリグで初めて電波を出したときに思ったのは「きちんと送信されているのか・・・」ということでした。

というのは、前リグのFT-450DMでは送信するとすぐにファンが起動して音で送信状態であることが分かったのですが、FT-991AMは送信ONしてもリレーの軽いクリック音がするだけで静かなままです。これまでに「送信ONのときは音がする」との刷り込みがなされ、このリグではその様な動作ではなかったので違和感を覚えたのだと思います。

少しすると慣れてきました。送信を繰り返しているとそのうちファンが動作し始め、その回転数も次第に大きくなっていきます。温度に応じてダイナミックにコントロールしているものと思われます。

前のFT-450DMでは、送信を繰り返すと受信時にはファンの音が更に大きくなり、リグが壊れて暴走してしまったのではないかというほどでしたが、それはそれで個性として味のあるものでした。
FT-991AMのメインディスプレイのカラー表示やサブディスプレイのLEDアイコン表示は綺麗で、全体のデザイン含め上品に纏められている印象です。

タッチパネルは保護フィルムを貼っているのですが、それでもあまり指で汚したくないので、ボールペンをスタイラス代わりに使うことにしました。ノック式のボールペンの芯を出さない状態ですと良い感じにタッチできます。ただ強く押し過ぎないように気を付ける必要がありますね。

PCとのインターフェースは、これまではSCU-17を介してCATコマンドやオーディオ信号をリグに送っていたのですが、それが無くなりPC直結になったため、あくまでも感覚的なものではありますが、モッサリ感が無くなりFT8のシーケンスが淀みなく進んでいるように感じます。

2m/430でFT8ができるようになったのでしばらくはそちらでQRVし、HFは疎かになりそうです。

bookmark_border[133] 2m FT8による秋田局とのQSO

2mバンドでFT8をしているときに7コールの局長さんから呼んでいただきました。

相互の信号は-21dBから-22dBで弱いものでしたが、再送することなくスムーズにQSOをすることができました。秋田県の局ということがわかり直線距離にして400kmほどあります。

私の家は集合住宅で、しかもアンテナは南西向きのベランダ内に取り付けたモービルホイップです。7エリアは反対側になりますが、斜向かいには大きな建物が平行に建っており、それに反射して秋田県の方に電波が飛んで行ったものと推察されます。相手局のアンテナ設備がよほど立派だったと思われ、思いがけず遠距離QSOができて良かったです。

430などはビームアンテナでうまく反射を利用すればベランダ設置の小型アンテナでもうまくいくかも・・・と、また欲が出てしまいました。

bookmark_border[128] リグ更新の準備

FT-991AMへの想いはますます募るばかりで、価格は割引率が満足できるものでしたので注文しました。

納期はそれほど掛からないようですぐに入手できそうです。そこで、無線設備の増設に関し電子申請・届出システムLiteで届出をしました。併せて「附属装置(PC)を接続する」旨の特記もしました。

免許状記載事項の変更を伴わず技適機種の増設という軽微な変更ですので、申請ではなく届出になると理解しています。申請や届出が簡便になってとても有難く思います。

なお「附属装置(PC)を接続する」旨の特記は昨年FT8の運用を開始するときに行っており、改めて記載する必要は無いかと思いましたが、念のため記載しました。

(八重洲無線カタログより引用)

bookmark_border[127] リグ更新の検討

HFアンテナの整備が一段落し、当局の運用環境ではこれ以上の改善が見込めそうにないため、私の関心はリグに移りました。

2mや430でのFT8事情にも興味があるのですが、残念ながらFT-450DMではそれらのバンドに出ることができません。

またSCU-17を介してPC/リグ間でデータをやり取りしていると、少しまどろっこしい感じがします。もっとも普通にQSOが成り立っていますので、あくまでも感覚的なものです。

そこで、それらのモヤモヤを解消するためにリグの更新を検討することにしました。

やはりメーカーはお気に入りの八重洲無線が最有力です。RF出力50WでHFから430まで出られるリグというとFT-991AMの一択です。ネットでの評判もビギナー向け機種としてそれほど悪く無いようですので、あとは価格次第ですね。