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最近10mのFT8でQSOが途中で不安定になったり、PSK Reporterに当局が送出した信号の受信状況が表示されなかったりと不具合が起きていました。

他のバンドでは特に違和感は無かったので、このバンドのコンディションが悪いのかなと思っていましたが、リグのALCメータが全く振れていないことに気付きました。

当初、信号レベルはPC OUT(SP)で50%、JTDXのPwrスライダはほぼ中間くらいに設定しており、その状態でALCメータが80%程度は振れていたため、その後もずっとその状態でALCを確認せずに運用していましたが、いつの間にかレベルが落ちていました。ちなみにメータは通常SWRを表示させています。

おそらく変調が不安定な状態で信号がうまく伝わっていなかったものと思われます。他のバンドを確認したところ、10mほど極端ではないですがレベルが落ちていたので再調整しました。

なぜレベルが落ちたのか原因はわかりませんが、この様なアナログ的なところは時々確認が必要なこと再認識しました。

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PCからリグへ入力するオーディオ信号の強さについて「過変調にならないようALCメーターを振らせないこと」とよく言われており、そもそも当局のリグ(FT-450DM)のALCメーターの働きがわからなかったので調べてみました。

リグのオペレーションマニュアルにはALCメーターの説明として「送信回路のALC電圧を表示します。SSBモードの時には、音声入力に従ってメーターが振れます。」とあります。またメーターは相対値を表しているとのことです。
ネット検索してみると関連の話題が「HamRadioForum.net」に載っていました。以下のことが書いてあります。

・the ALC is a little different to other radios. ALC(の動作)は他の無線機とは少し異なる

・As it gets to the limit of the scale it automatically starts to lower the gain to keep the power out within limits. フルスケールまでいくと自動的にゲインを下げてRF出力を規定値内に保つようにする

従って、FT-450D(M)のALCメーターは「フルスケールより超えて振らさない」というのが正しいオペレーションと理解しました。

なお、これまでは安定化電源のアンペアメーターを見て、オーディオ信号レベルを下げていき電流値がストンと落ちる手前のレベルに設定していました。その状態でALCメーターの振れはフルスケールから80~90%程度のところにあり、これが適正値なのかなと勝手に思っています。