南極観測船は現在4代目の「2代目しらせ」が活躍していますが、先代の「しらせ」は船橋市の岸壁に係留保存されています。先日、久しぶりにその姿を見る機会がありました。
コロナ前は船内を見学できたのですが、今はそれも中止となっています。でも向かいの建物の窓越しではありますが、良く手入れされた船体を見ることができました。
船上には様々なアンテナが設置されていますが、中でも目立つのはファンネル上方のログペリアンテナです。これは日本との間の通信用に使われたとのことです。
アンテナ製造元の日本電業工作さんのサイトにはこのアンテナについて解説が載っています。
ところで電業さんというと、昔、私が海外向け自動車電話基地局のシステム設計をしていたときにアンテナの関係で大変お世話になった会社です。当時の基地局アンテナは、なるべく高い場所から無指向で遠くまで電波を飛ばすのが役割で、細かいスペックにも丁寧にご対応いただいた記憶があります。
移動局用のアンテナを供給いただいた安展工業さんと共に、移動通信インフラを支えたメーカーさんですね。