QSLカードの発送が終わって一息ついたところですが、開局当時どの様なカードを使っていたか記憶を辿ってみました。JA7コール時代で50年近く前のことです。
カードの印刷業者というと、やはり「デザインナカニシ」と「アドカラー」が思い浮かびます。しかし当時中学生の自分にとってカラー印刷のカードはとても贅沢なもので、そもそも購入できるほどの財力はありませんでした。
そのため、JARLの薄い規格カードを調達し、そこに自作の木製スタンプでコールサインを印字して使っていました。このカードは本当に薄く、確か長手方向が無線綴じになっていて、使う都度一枚ずつ外していくようなものだったと思います。
その後は業者オリジナルのカラー印刷カードを作ったことはありますが、QSOもあまりできずいつの間にかフェードアウトしてしまいましたので、結構な枚数を無駄にしてしまいました。
ちなみに、当時受領したQSLカードの中には、今の基準では明らかにコンプライアンス違反だろうという写真のカードもあって中学生の自分には衝撃的でした。堂々と壁に貼ることも憚られ机の引き出しにしまっていましたが、緩い時代だったと懐かしく思い出されます。