ATAS-120Aは八重洲無線から直送されてきたようです。納品書も八重洲発行のものでした。価格が比較的安かったので、おそらく販売店に在庫を置かないことでコストを抑えていたものと思われます。
「八重洲無線」の名前が入った外箱が結構丈夫で大きかったのですが、中に入っている個装箱は外箱の1/4程度の体積しかないスリムなものでした。
箱を開けてアンテナを取り出すととてもコンパクトです。本体は細くエレメントも想像していたより短いです。SD330より一回り、二回りほど小さいアンテナです。大丈夫か・・・少し不安になりましたが、基台に取り付けて運用開始しました。
バンドの低い方から順にチューニングできるかどうかを試したところ、40m、30m、20m、15mはOKでしたが17m、12m、10m、6mはSWRが下がりません。
そこで、アンテナ基台周りをシンプルに整理することにしました。まずは水平ポールの途中から垂直に立てていたCDP-106用のポールを外し、ATAS-120Aの角度を少し上方に起こし、これまで一旦ベランダ内に一本の中継ケーブルでつないでいたカウンターポイズを、アンテナ基台に直接取り付けるようにしました。カウンターポイズは5mx5本、3mx1本のみとし、10mと7mは外してみました。
そこで改めて調整したところ、40m、30m、17m、15m、10m、6mはOKになりました。12mは依然としてNG、20mはSWRが下がり切らなくなりました。
アンテナ自体は建物からできるだけ遠ざけているため、あとできることと言えば、カウンターポイズの引き回しと長さ調整くらいです。これは理論では解決しないと思いますので、今後、気長に対応していきたいと思います。