bookmark_border[597] 無線従事者免許証の変遷

私が最初にアマチュア無線技士の免許を取ったのが1972年10月ですので、今月でちょうど50年めになります。その当時の免許証は、紙製の二つ折りのものでした。

その後、どうしてもCWを運用したくなり、かと言って実技試験で和文はとても無理だったので、欧文のみ実技試験のある2アマを取得しました。免許証は以前と比べて表紙の色が少し明るくなっていて、また左側のページは、免許申請人本人が台紙に写真を貼って氏名と生年月日を手書きし、その台紙を貼り付ける様式に変わっていました。

左が最初のもの、右が更新されたタイプのものです。

それからかなりの期間、アマチュア無線の世界からは遠ざかっていましたが、ある日ふとネットで近況を見てみると、当時とはかなり試験制度が変わっていることに気付きました。

問題が記述式から択一式になっていてCWの実技試験が無くなったということで、これならいけるかなと思い何十年か振りで試験にチャレンジすることにしました。1アマについては試験問題が以前より難しくなったのか易しくなったのかは良くわかりませんでしたが、自分にとっては和文CWの実技試験が無くなっただけでも受験のハードルがかなり下がりました。また、ネットで公開されている過去問の解説情報にも大いに助けられました。その様な情報を提供していただいてとても有難く思っています。

今の免許証はこの様なプラスチックのカードですね。実際、自局の運用形態では1アマは必要ありませんが、受験勉強による関連知識の向上と承認欲求の充足という部分では意味があったのかなと思っています。とは言え、あくまでも自己満足の世界ですが・・・

 

bookmark_border[554] ハム教育と試験

今日は昔話になりますが、私が最初にアマチュア無線(電話級)の試験を受けたのはたしか小学6年の頃だったと思います。一応「無線従事者教育協会」の通信教育を受けてはいたのですが、「受けていた」というのは正しくなく、極端にいうと送られてきた教材を受け取っていただけです。無線工学はオームの法則で挫折してしまい、また法規もほとんど教材に目を通すことなく、月々の課題提出は行わずという状態だったと記憶しています。当然合格するはずもありませんでした。

とても勿体無い話ですが、当時は「通信教育のテキストを貰ったので合格するはず。」と愚かな勘違いをしていたのかも知れません。

その後、中学2年の時に友達と3人で講習会を受けて従免を取得した訳ですが、この時はスムーズに受かりました。もっとも講習会の終了試験は簡単でほぼ全員が合格(終了)できるとのことでしたので、最初からこちらの方が良かったですね。でも当時の受講内容は全く覚えていません。

今の試験制度の事情はわかりませんが、免許取得のハードルを下げるためにも、四級は講習の受講のみで良いのではないかと思います。国家資格なのでそれは難しいのでしょうか・・・。
アマチュア無線以外でも、国家試験免除のための講習会では、大抵終了試験の範囲や場合によっては問題自体を講習会の中で教えてくれるのが普通と理解していますので、そうであれば別に講習会の中で試験をしなくても良いのではと安易に思ってしまいます。