bookmark_border[488] 12m FT8のパイル

昨日はあまり時間が取れなかったため、主に12mと17mに絞ってFT8を運用しました。12mではエクアドルの局が2局見えていて、プチパイル状態になっていました。

ここにはEven側のタイムスロット分しか表示されていませんが、この時、裏では当局も必死になってエクアドル局を呼んでいたのです。しかしながらことごとく空振りに終わりました。そして、2局のうち1局はいつの間にかOdd側の守備に回ったようです。

ちなみにログを確認すると、エクアドルとは昨年10月に30mでコンタクトできていました。残念ながら今回12mでは失敗に終わりましたが、初エンティティではないので諦めがつきます。

その後、12mと17mの間をうろうろして、あまり調子も乗らないので早々に店仕舞いしました。
とりあえず、これが昨日の伝搬状況です。当局の12mの信号はエクアドルに届いていたことがわかり少し残念な気分になりましたが、これも運次第ですので気持ちを切り替えていきたいと思います。

 

bookmark_border[487] 昨日の運用状況

昨日は久しぶりにFT8を運用しました。成果は次のとおりです。なお、アンテナはATAS-120A、コンディションのパラメータは「SFI:110、A:15、K:3」でした。

12m:ベトナム、ASロシア
15m:米国、オーストラリア、インドネシア
17m:国内3局、フィリピン、ギリシャ
30m:国内41局、ASロシア
(計 52局)

初めのうちはDX狙いで息巻いていたのですが初エンティティの局も見当たらず、結局30mに長居してしまい、そこで国内の41局とQSOさせていただきました。このバンドで、一日でこれほどの数の国内局とQSOするのはこれまで記憶にありません。伝搬状況はこの様な感じです。

(30m FT8)

このバンドは40mや15mなどと比べると落ち着いて運用できることと、横目でDX局の状況を見ながら国内局とQSOできることもあって、個人的には居心地の良い好きなバンドです。

夕方になって17mに戻り、ギリシャ局とのQSOに成功しました。ギリシャはこれで2回目ですが17mでは初めてです。

これは昨日の各バンドでの伝搬状況です。今日こそは新エンティティの局とコンタクトできれば良いと思います。

 

bookmark_border[486] 今週のアクティビティ

今週は、平日ほとんど波を出さずじまいでした。先週はQSOパーティで平日も連日運用していたのですが、その反動でしょうか・・・と言っても先週もそれほどアクティビティは高くなかったのです。

そういえば、QSOパーティのログとサマリシートの提出を怠っていました。一応Excelには纏めてありますので、忘れないうちに印刷して切手2枚を調達し、JARLに郵送したいと思います。提出の締め切りは1/31ですね。

この週末はまたHFでFT8を運用する予定ですが、空のコンディションが気になりますね。こちらは天気は良いようですのでホイップアンテナは使えると思いますが、もう少し上空の状況が気になります。

久しぶりに太陽黒点数の推移を見てみると、こんな感じでした。

(「宇宙天気予報センター」より)

年明けに一旦落ち着いて、今は上昇傾向です。ちょっと期待が持てましたので、またDXを頑張ってみたいと思います。

bookmark_border[485] 屋内型ATUは?

これまで屋外型ATUについて検討してきましたが、では屋内型はどうなのか・・・少し調べてみました。

屋内型は電力計/SWR計が付くものや、シンプルで安価なものもあって選択肢は多いようです。電源供給や制御も屋内にクローズしていますので、MFJ製以外の屋外型ATUのように同軸ケーブルと共にコントロールケーブルを這わす必要がなく、また屋外でリレーの動作音を出すことがないため安心です。防水性や耐候性もあまり気にする必要はありません。

ここまでは良いことばかりなのですが、屋内型はリグとフィーダー間のマッチングを取るための装置ですので、フィーダーから先はマッチングがズレたままです。そのためフィーダー自体に定在波が乗ってそこから輻射したり、給電ロスが増えてエレメントに効率良く電波が乗らなかったりで、受信時も同様に肝心の通信目的に使うことが難しくなる可能性があります。

従って、屋内型はリグ内蔵のATUと同じくロングワイヤアンテナに使うものではなく、ある程度調整されたアンテナのSWRを最良点にもっていくためのものと理解しました。

もっとも「フィーダー含めてアンテナ系」との整理であればそれも良いでしょうし、さらに電力計/SWR計付きのATUであれば利用価値は大きいと思います。

また、何らかの防滴・防塵対策は必要でしょうが、安価な屋内型ATUを屋外のアンテナエレメント直下に付け、室内からコントロール線を引っ張って制御することができれば経済的ですし、ロングワイヤのお試しにはいいかも知れませんね。

bookmark_border[484] ATU用ロングワイヤの留意点

先日屋外型ATUについて書きましたが、今回はアンテナエレメントとして使用するロングワイヤの留意点について調べてみました。

一般に言われているのは「エレメント長が使用周波数の半波長にならないこと」というものですね。

半波長のエレメントですと、定在波が乗っているエレメント端の電流はゼロで電圧は腹になります。従ってATUには高電圧がかかりATUによっては壊れる可能性があるので、エレメント長の選び方には細心の注意が必要とされています。

そこで、まずは各バンドにおける半波長の長さを計算しました。周波数はJARLのアマチュアバンドプラン(令和2年4月21日施行)から引用しています。

当局の設置環境を踏まえた現実的なエレメント長としては6m程度までかと思いますが、そうすると、単純に以下の長さのエレメントではATUにダメージを与える可能性があることになります。

15mバンド:7m~7.1m
12mバンド:6m
10mバンド:5m~5.4m
6mバンド:2.8m~3m

逆に使用可能な長さですが、少しマージンをとって・・・

① ~2.6m
② 3.2m~4.8m
③ 5.6m~5.8m
④ 6.2m~6.8m

また「エレメント長の整数倍も使用周波数の半波長に落ちてはいけない」こともあるようですが、これについてはまだ良く理解できていません。

ただ、それを考慮すると短いエレメントではあまり選択肢はなさそうで、①は使用不可能と考えます。③も範囲が狭いため選び難いですね。某参考書で推奨されている「3.8m」「6.5m」は、いずれのバンドの半波長にも落ちないですし整数倍しても大丈夫な様です。

なおATUからエレメントにつながっているケーブルもアンテナエレメントの一部になりますので、その長さも足し合わせて考える必要があります。またベランダなど周囲の影響を受けやすい環境では、理論通りにはいかないと思われます。

結局、自分としては「3.8m」か「6.5m」かの二択になってしまいますが、アンテナ効率を考えると6.5mの一択で、これをベランダに張れるかどうかが課題です。まだATU入手の目途も全く立っていない中での妄想は続きます。

(2022.1.14.訂正)
上述の「『エレメント長の整数倍も使用周波数の半波長に落ちてはいけない』こともあるようですが、」の部分ですが、「エレメント長は使用周波数の半波長の整数倍になってはいけない」の間違いのようです。半波長の整数倍の長さのエレメント端でも電圧は腹になりますから、確かにそうですね。