最近、アンテナ付け替えのためしばらくQRTしていました。ちなみに「QRT」というQ符号は、無線電話通信では使用を禁じられています。
無線局運用規則第14条
第1項 無線電話による通信(以下「無線電話通信」という。)の業務用語には、別表第四号に定める略語を使用するものとする。
第2項 無線電話通信においては、前項の略語と同意義の他の語辞を使用してはならない。ただし、別表第二号に定める略符号(「QRT」、「QUM」、「QUZ」、「DDD」、「SOS」、「TTT」及び「XXX」を除く。)の使用を妨げない。
第3項以下 省略
この様に、無線電話通信においても原則Q符号の使用は認められていますが、例外として、以下の符号は言ってはいけないこととなっています。
・QRT
・QUM
・QUZ
・DDD
・SOS
・TTT
・XXX
「QRT」などはSSB通信などでうっかり使うことがありますよね。留意する必要がありそうです。
それは半可通のフェイク記事
魚拓にとってバカをさらそう
コメントいただき有難うございます。
改めて無線局運用規則を確認しましたが、第14条第2項の規定により、無線電話通信において「QRT」を使ってはいけないと読めます。
なお、そもそもこの条文がアマチュア局に適用されるかどうかということですが、第1章(総則)と、第14条が規定されている第2章(一般通信方法)は全ての無線局に適用され、第3章からは個々の業務に係る無線局に適用されるようです。
ちなみにアマチュア局には第8章が適用され、またそこには第4章を準用する旨の定めがありますので、アマチュア局には第1章、第2章、第4章、第8章が適用されると理解しました。
条文の構成が分かり難く、上記解釈が正しいのか自信がありませんが、どこかにアマチュア局には第14条第2項は適用されない等の除外規定がありましたらご指摘いただけると幸いです。