[20] パソコンとリグの接続

PCとリグは八重洲 SCU-17でつなぎました。これを使えばPCからUSBでCAT信号やデータ信号をリグに送ることができます。RX/TXのデータ(オーディオ)レベルは前面のボリウムツマミで調整でき便利です。

なおSCU-17をPCにつなぐ前に、ドライバをPCにインストールする必要があります。八重洲無線のサイトからドライバファイルをダウンロードし、PCにインストールしたうえでSCU-17をつなぐと、PCのデバイスマネージャー上で以下の2つのUSB COMポートができたことが確認できました。

・ポート(COMとLPT)
Silicon Labs Dual CP210x USB to UART Bridge Enhanced COM Port (COM●)
Silicon Labs Dual CP210x USB to UART Bridge Standard COM Port (COM▲)
(COM番号●と▲は、パソコンの使用状況によって変わります)

さらに八重洲無線のサイトからFT-450DMをPCでコントロールするためのアプリ「PCC-450D」をダウンロードしてインストールしました。PCモニター上にFT-450DMの前面パネルそっくりの画像が表示され、ボタンをクリックしたり画面上でつまみを回したりしてリグをコントロールできます。

右下2つのツマミ(AF GAINとSQL/RF GAIN)はボリウムタイプのツマミのためPCからは動かせないようですが、リグ本体のツマミを回すとそれに連動してPC画面のツマミも回ります。その他のツマミの機能はPCから操作できます。

このように昔ではとても考えられなかったリグの運用方法ですが、リグからユーザインターフェースを無くし全てPCで操作することも技術的には可能と思います。しかしながら「モノ」の所有というアマチュア無線の楽しみの一つが奪われることになりますので、趣味用の無線機としては、少なくともユーザに触れる部分はあまり簡素化して欲しくないというのが本音です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です