八重洲のFC-40(ATU)のケーブル長が足りないため安価なサンワサプライ製の3m延長ケーブルをつなげて使っている、という話を「[647] FC-40入手」に書きましたが、このケーブルでも今まで特に不具合無く満足しています。
で、将来八重洲のHFリグを増設することになった際に2台のリグ間でFC-40が共用できるよう、切替スイッチの検討を始めました。まだ具体的な増設計画は無いので妄想の段階ですが・・・
まずはスイッチ構成の検討です。果たして何回路必要なのか・・・このコントロールケーブルのコネクタはminiDIN 8ピンですが、本当に8回路も必要なのかという疑問が湧きます。そこで、FC-40の回路図を確認しました。
(八重洲無線 FC-40取扱説明書より抜粋・引用)
#3端子はGNDで、その他の端子は何か全部使っているようですね。直流的にGNDは切り替える必要が無いため直結で良さそうですが、せっかくなのでGNDまで含めてリグ間で確実に切り替える方向にしたいと思います。
そこで8回路2接点のスイッチを探すことにしました。ネット検索してみてもロータリースイッチやトグルスイッチは手頃なのが見つからず、回路を実現するにはリレーモジュールが良さそうです。8回路で12V駆動のものが1千円余りで手に入りそうですので、これが第一候補です。
ケースはタカチのプラスチックケースに適当なサイズのものがありますし、3mの延長ケーブルをもう1本準備し2本とも途中で切断してケースに引き込みそのまま各リレーに接続すれば、余計な半田付けや引き回しは避けられるものと思われます。ケースの裏でそれぞれのケーブルにタイラップを巻いておけば抜け防止になります。
なお、リレー制御用のDC12Vコードと物理スイッチは別途準備する必要がありますが、これらは有り合わせのもので済ますことができそうです。ちなみに一方のリグのコントロール線からDCを取ればDCの引き込みを省略でき、またそのラインをリレーの制御にも使えばそのリグが立ち上がったときに自動切替えできると思いましたが、やはりリグの故障の原因になりかねませんので、ここは素直にDCを外から取ることにします。
ケースはシールドした方が良いのかどうか、シールドする場合は銀テープでも良いのかなど妄想は尽きませんが、あまり急ぐ案件でもありませんので、頭の中で試行錯誤しながら少しずつ具体化していければと思っています。