QSLカードの印刷にはTurboHAMLOGの印刷機能を使わせていただいています。
両面白紙のハガキサイズの用紙を横にして使い、そこに当局オリジナルのレイアウトでコールサインやRIG、ANT、QTH、OPおよび交信データ他を印刷しているのですが、JARL経由で送る際は所定の位置に宛先(相手局コールサイン)を記載する必要があります。
これまでは発行枚数が少なく裏に手書きで宛先を書いていたのですが、今後枚数が増えることもあり、何とか効率的にできないものか考えてみました。
TurboHAMLOGには両面印刷(改ページ)のためのコマンドがあり、それを使えば宛先含め自動で印刷ができると思って試したものの、どうもうまくいきません。原因は、通信面を横方向、宛名面を縦方向にして用紙を使っているからで、データを加工せずに両面での縦横混在は難しいようです。
確かに他局のサイトでも、両面印刷の場合は通信面は写真(画像)、宛名面には宛先やその他の交信データを記載している例しか見つけることができませんでした。写真や画像であればデータ自体を90度傾けておくだけで良いですね。
しかし、やはり当初の目標を達成したくて印刷コマンドを見ていたら、角度を指定することにより文字方向を自由に変えられるコマンドがあることに気付きました。ただ文字や罫線などのXY座標が大きく変わってきます。
XYの入れ替えなどは計算で簡単にできそうですが、あまりそこで悩むこともないと思い、一から座標を測り直しデータを修正しました。幸い、フォントや罫線の太さ・長さは元のデータがそのまま使えます。角度は初め90度に設定したところ逆向きになってしまいましたので、270度に改めました。
出来上がりを見るとうまくいったようにみえます。ただ文字が少し小さくなっています。そこでフォントサイズを調整したところ、オリジナルのレイアウトにほぼ近い形で両面印刷ができました。
これでQSLカードの印刷、発行が捗りそうです。