昨日はCQ誌の発売日でしたので、早速書店に行って買ってきました。特集は「アパマン・ハム最新事情」で、集合住宅住まいの当局にとって正にぴったりのテーマです。特にアンテナ関連の記事は参考になるものばかりです。
当局は、ベランダの内側に常設しているHFV5短縮DPと2m/430用の2エレ/3エレ八木、また運用時だけ基台に取り付けてエレメントをベランダ手すりから外に出すATAS-120、SD330、RHM12などのスクリュードライバーホイップなどを使っています。
このようにいつも「ベランダ」と言っていましたが、他の方のブログを見ると「バルコニー」と書かれている方もいて、ベランダと何が違うのかな・・・と思っていたところ、CQ誌の記事に「もともとは共同住宅に数個共通に存在し間仕切りで仕切られ、非常時に避難通路になるものを『ベランダ』、専有部分に固有で他の専有部分の非常通路にならないものを『バルコニー』と呼んだ」との注釈がありました。ただ定義自体は必ずしも明確ではないとのことです。
そこで、正確な意味を知りたくなってネットで検索してみました。
最初に出てきたのがSUUMOのサイトです。以下、本サイトからの引用です。
・ベランダ
一般的には、ベランダは2階以上にあり、住戸から外に張り出していてある程度の雨風をしのげる屋根のあるスペースを指します。形状、広さにもよりますが、雨の日でもそこで濡れずに過ごせますし、洗濯物も干すことができます。
・バルコニー
バルコニーはベランダと同様のスペースですが、大きく異なるのは屋根がないことです。また、ルーフバルコニーと呼ばれるものは、下の階の屋根=ルーフを利用したもので、通常のベランダやバルコニーよりも広いケースが多くみられます。
ということで、屋根の有無の違いで呼び方が変わるそうです。当局の家のベランダには屋根(上階のベランダ床)がありますので、この定義によると「ベランダ」になります。
ところで、国内の長距離フェリーの上級ルームに設えたバルコニーはほぼ屋根無しですのでバルコニーで正解かと思われますが、一方、日本を代表する国際クルーズ船「飛鳥II」の写真を見ると、集合住宅の様な屋根(上階のベランダ床)があるのでいわゆる「ベランダ」ですね。飛鳥IIはこれをバルコニーと称していますが果たしてどうなのでしょうか・・・?
そこで、次に英語の「veranda」と「balcony」の違いを調べてみました。このサイトで分かり易く解説されています。
以下、本サイトからの引用です。
・Veranda(ベランダ)
建物1階の外側の屋根のあるスペースをVerandaと言います。ですので、日本のマンションやアパートの1階にあるベランダであれば、英語のVerandaと同じ意味合いになりますね。多くの場合は、2面以上の壁または手すりなどで囲うように作られています。
・Balcony(バルコニー)
建物の2階よりも上層階にあり、窓や扉からから突き出たスペースのことをBalconyと言います。(必ずしも突き出ているわけではないですが・・・)日本語でいう「ベランダ」がこの意味ですね。もともと、庭がない家庭でも外を楽しめるように作られたのが始まりだと言われています。
少なくともこのサイトの解説を見る限り、日本の場合とは定義が大きく異なるようです。その意味では飛鳥IIも決して間違っているという訳ではないと納得しました。