一夜明けて改めてNanoVNAをPCに接続してみると、昨日の接続エラーが嘘のように消えていました。
原因は追究しないこととして、PCからダイレクトにNanoVNAにコマンドを送出する方法を試してみました。ネットで「NanoVNA commands」を検索するとコマンド表(PDF)が出てきます。
PCへのコマンド入力はnanovna.py経由でも良いのですが、NanoVNAからのレスポンスをPC上で表示する方法がわからなかったため、Tera Termを使ってターミナルモードにしてそこから打ち込みました。
これがTera Termを立ち上げてNanoVNAを接続したときの画面です。ちゃんと接続先のCOMポートが認識されています。
それではいよいよコマンド入力です。まず「help」を入力してみました。
ここではコマンド一覧が表示されます。これらのコマンドを使って、NanoVNAに対するターゲット周波数の設定とSWRデータを取得することになりますが、nanovna.pyのコード内容とPDFのコマンド表を見比べながら探っていきたいと思います。
なお、dataコマンドを使うとNanoVNAから反射係数の実数部と虚数部が出力されるようですので、それを元にPCでSWRを計算することができます。
ここまでで不明な点は、周波数範囲を指定して反射係数は取得できるものの、ピンポイントでターゲット周波数を指定しその周波数でのデータをどうやって取得するかです。ただ、周波数範囲をターゲット周波数±●MHzの範囲で指定すれば、SWR計算の際にはその中心のデータだけを使えば良いので、あまり悩まなくても良いのかも知れません。