昨年FT8でアマチュア無線を再開してから、これまで経験したことのないDX QSOを楽しんでいますが、NAやEUなどの方向は東・西などざっくりとした認識しかなく今日に至っています。
そのため、新エンティティを狙うにはアンテナの向きと相手局の方向との関係をもっと緻密に理解する必要があると思い、ネットから無償の大圏地図作成ソフトをダウンロードしました。こちらがそのサイトです。
セキュリティ等は自己責任ということで、ソフトをインストールして立ち上げ自局のグリッドロケータを入力すると、このように大圏地図(Great Circle Map)を表示してくれます。
*Produced using “GcmWin316Beta.exe” freeware provided by SM3GSJ.
日本から見て地球の裏側にある南米は、無理やり表側に表示されるためとても大きくなっていますが、逆にこれだけ大きいと南米大陸には容易に電波が届くのではないかと勘違いしてしまいますね。
これを見ると、NAは北東~北北東、EUは北西~北北西方向であることがわかります。いずれもこれまでのイメージよりもずっと北寄りで、EUは建物の反対側になるためやはり難しそうです。
大圏地図というと、CQ誌掲載のローテーター(コントローラ)の広告を連想しこれまで当局には無縁と思っていましたが、現在の通信環境では、たとえ無指向性アンテナを使ったとしても有益なものであること再認識しました。