1/4~1/5の2日間、JARL主催のQSOパーティーにFT8で参加しました。
今年の開催期間は1/2(午前9時)から1/7(午後9時)までで、その間に最低20局と交信し所定のサマリーシートとログシートをJARLに提出すると、その年の干支にちなんだステッカーが貰えます。それを毎年台紙に貼っていき、台紙が12枚のステッカーで埋まると記念盾の申し込みができるとのことです。そう言えば、開局当初に何枚かステッカーを貰ったことを思い出しました。
事前にJARLの規約や各局のサイトを参考にし、JTDXにOP名を含めた定型文を設定しました。規約によると、「交換する通報」は相手局のシグナルレポート+オペレータの名前とのことで、FT8では普段交換しないOP名の送出が必要です。
なお、当局は通常RRRを使っていませんが、ここではRRR設定をしました。そうすることでシグナルレポート送出から73までの間にワンクッション入り、OP名+73の送出がスムーズに行くようです。
当局がCQを出す際のプロセスは以下のとおりです。シグナルは仮に双方0dBとしています。
① CQ NP JK1BSH PM95
② JK1BSH (相手局コールサイン)(相手局GL)
③ (相手局コールサイン) JK1BSH +00
④ JK1BSH (相手局コールサイン) R+00
⑤ (相手局コールサイン) JK1BSH RRR
⑥ OP (相手局OP名) TU 73
⑦ OP (当局OP名) TU 73
①はCQ NYPとする局もいましたが、JTDX側でCQ局とは認識しませんでした。CQ NPを出していた局はCQ局として認識していましたので、当局もそれに倣いました。ちなみにCQ NYとしていた局もいました。
②は自動認識せずに再度①を送信してしまいましたので、慌てて相手局をクリックし③に進みました。CQ NPへの応答局には自動で返答しませんでしたが、あるいは自動返答の設定ができるのかも知れません。
③から⑤までは通常プロセスです。⑥で相手局から73が送られてくるまでの間に、⑦の定型文設定を行います。JTDXではTx5で「OP名と73」を含む定型文を選択します。なお、これはCQ時に設定しておいても元に戻ってしまい、QSO開始後に設定する必要があるようです。
⑥と⑦は最低限「OP名と73」を含め13文字以内に収まっていれば、その他TUとか自局コールサインのサフィックスとか自由に入れることができます。またネット情報では73の前にはスペースが必要で、オートシーケンスを回すには「73」か「RR73」以外では73と認識しないとのことでしたが、少なくとも当局の環境では「TU73」は特に問題無く73を認識しました。JTDXのバージョンはv2.2.0-rc152です。
またスラッシュ「/」を入れている局については、前後の文字と併せてコールサインと誤認してしまうようです。実際「OP/オペレータ名」とされている局はベルギーの局としてログに記録され、慌ててログを修正しました。「/」を使う場合は前後にスペースが要りそうです。
このようにQSOパーティーでのFT8 QSOは手動トライアル的な要素も多く含まれますので、新たな学びも多く新鮮な気持ちでQSOを楽しむことができました。